2015年8月31日月曜日

夏休み終了特別企画(大げさ・レッサーサイレン動画)

ちょっと身の回りが忙しくて更新サボってました。
このまま月が変わるのはアレなんで、「水モノ」について二件ほど。

1.レッサーサイレン「うなぎ」給餌動画
そのまんまです。
上下に泳ぐと手をぐるぐる回してくれて面白いのですが、期待した動きはナシ。
給餌中の行動はその種の個性が結構見えて面白いので、機会があればまたやろうかと思います。

2.ウパ隔離組・その後
やたら縄張り意識&団結力の強い三匹に片手片脚をかじられた
ハンニバル(左:幼少時仲間を食いまくったので、レクター教授から命名)とプカちゃん(右:小さいころ頼りなげにプカプカ浮いていたので)ですが、
ともに順調に回復、いや再生中です。全長1cm足らずのころに手足欠損すると直ちに水カビの餌食になるのですが、このサイズ(10cm弱)にもなるとそれなりに抵抗力もついてきて頼もしい限りです。
…しかし、彼らもいずれ親のサイズ(20cm)に達してしまうんですよね。
水槽と設置スペース、どうしよう(´Д`)

2015年8月20日木曜日

視察研修(相模川ふれあい科学館・再)

1年数カ月ぶりの視察研修です。
今回は色々あって第一学芸員(中1)と第二学芸員(小4)のみの同行です。


ここの目玉は相模川の上流から下流までを再現したパノラマ水槽…なんですが、
個人的には両生類コーナーが規模に対して非常に充実していること。

推定年齢30歳超のオオサンショウウオさんがお出迎え。
ここのイメージキャラでもありますが、東日本にオオサンショウウオは原産しません(笑)

…しかし、残念なことに展示キャラが減っております。
具体的には
・ハコネサンショウウオ
・モリアオガエル
・カジカガエル
がいない… 係員さんに何故かと聞く勇気が起きない小心な館長。
 かわりにトウキョウダルマガエルの雌雄がイモリ水槽に投入されていました。
これはこれで中々見ない光景だから良しとするか…って思い切りカメラ目線のイモリ(中央)

同水槽の木登りイモリたち。環境によっては割と乾燥したところにも出てくるもんなのですね。

 相模川上流部にいるヒダサンショウウオ水槽。底の田砂が水分確保・底床濾過の役割をしているようです。
シェルターがないのは観る分には良いが、隠蔽性の強い個体の精神面では如何なものか…

さて、ここは相模川の豊富・多様な淡水魚も多数いるのですが、館長の独断ですっ飛ばしました。興味のある方は是非行ってみて下さい。車がないと大変ですが…

例外的に紹介:河口部にいるトビハゼ。こういうテーブル状の展示は初めて見ました。これは非常に面白い方法だと思います。個体が映えます。

で、餌は普通のフレーク状の飼料。こ、これは海水さえ何とかすれば当館でも飼えるかも…(間違いなく理事長の許可が降りないと思います)

第四学芸員(1歳11ヶ月)へのお土産。
ガチャポンで買ったホンドトカゲの幼体。とても¥200とは思えない精巧な出来。
第四学芸員も気に入ってくれた模様。
「とかけー!とらっくー!」と殆どミニカーの一種扱いですが(笑)

2015年8月15日土曜日

三匹が噛む!(子ウパ)

ウパが産卵してからだいたい1年が経ちました。
約75匹孵化して…
・ペットショップへ寄付→33匹
・相互リンクのmoiさんへ提供→2匹
・孵化直後の原因不明の衰弱死→約10匹
・共食いかその怪我による死亡→約30匹
・当館で飼育継続→5匹
ということで5匹仲良く…とは参りませんでした。
大きさがみな10cm前後(アカハライモリ成体とほぼ同じ)に揃ってきたので、もうヤンチャしないだろうと思って同居させたら…

まず、当初最も小柄だった「ぷかちゃん」が右手右脚をやられました。急いで隔離。


次にこいつが犯人か?と疑っていた「共食い王」こと「ハンニバル」が何と左手左脚をやられました!今度は犯人ではなくて被害者として隔離。

どうもこの、残りの「名無し」の三匹のチームプレイの様です(3匹とも手脚は完璧)。こいつらだけにしたら全く騒ぎが起きなくなりました。彼らはこの半分未満のサイズからこの水槽住まいですが、どうも強烈なサバイバル経験の結果「縄張り」を確立したようです。
三匹を見ているといつも等間隔を保っています。上の二匹は闖入者、として制裁されたということでしょうか?
餌を少量・間隔をあけることで急激な成長をしないよう気をつけてますが15cm超えたら更に水槽が要りそうですね… あぁ、スペースが…

2015年8月12日水曜日

業務終了記念ギャラリー

うちの職場では、省エネというか光熱費ケチりのため震災の年以来夏季は内勤社員の一定数を「在宅勤務」させます。とにかく8時間働けばいいので、5時に業務開始、昼飯抜いて13時に業務終了!俺は自由だ!!

…というわけで、反動で両生類たちの写真をNikonのデジ一(+マクロレンズ)で撮りまくりました。
子ウパたちの父親にして掃除係のイシマキガイを次々と殉職させる「凶ちゃん」

 母親の「くぅちゃん」。彼女は貝は襲わないんですがねぇ。

子ウパたち。70匹生まれ、5匹手元に残しました。ゴールド×2、アルビノ×1、マーブル(ここには写っていません)×1です。

レッサーサイレン、「うなぎ」。たしかに、蒲焼きに出来そうな体型だが味は…?

その顔のアップ。瞼のない目は大写しにすると結構怖いです。

キオビヤドクガエルの「ててんちゃん」(右、♂)と「ててちゃん」(左、♀)
先日「致して」ましたし、ててんちゃんがいい声で鳴くので産卵を楽しみにしているのですが、兆候ナシ。まさかうちが子供だらけ(人間とウパ)なのに気を遣って避妊しているとか…?

 ニホンアカガエルの「アイちゃん」(祝・満1歳。時々鳴くので♂)と…

ほぼ同アングルのシュレーゲルアオガエル、「のそのそ」(♀)。随分デブです。

 上から見るとジムグリガエル並のフォルムがハッキリと。
アオガエルは神経質、と聞いていましたがこいつは初日からコオロギをバクバク食べていました。


最後は当館カエルの最古参(満2年)のツチガエル♂
名前は…あー、つけ忘れてました(゚∀゚)
地味ながら怒涛の食欲、さすが「最も絶滅の可能性の低い本土在来種」。
外観を裏切らない低音の鳴き声(唸り声?)は一聴の価値あり。


2015年8月7日金曜日

新居&命名(タイガーサラマンダー)

先日二度目の脱走騒ぎを起こしてくれたタイガーサラマンダーに新居をプレゼントしてあげました。
フタがキチッと閉まって脱獄不能な。

サイズ、レイアウトにはあまり変更はありません。
ミズゴケがグズグズになってたのでちょうど換え時ではありました。


立体的な構図でリラックスしている模様 …だが

こちらの気配に気づくやいなや「エサくれ〜」モードに。
昨日コオロギ二匹あげたから今日はダメッ。

ところで、彼(彼女?)とは2012.9以来とほぼ3年の付き合いになるのですが、今回の騒動で命名していない事に気づきました。
そしたらすかさず、第二学芸員(小4)が、
と命名。「よく食べるから」だそうです。
なぜかネーミングライツはよほど先行しない限り彼女に握られております。
実績:
 ウパ(♀成体)「くぅちゃん」
 ニホンアカガエル「アイちゃん」
 キオビヤドクガエル ♂「ててんちゃん」 ♀「ててちゃん」
 ヒョウモントカゲモドキ♂「とらお」
 シュレーゲルアオガエル「のそのそ」
面白いので専ら委任しております。

ちなみに他のメンバーの名前(群生しているのにはさすがに命名していないです)
 ヒョウモントカゲモドキ♀「フヤリー」(第一学芸員)
 ヌメアシナシイモリ「チャコちゃん」「モコちゃん」(第三学芸員) 
 レッサーサイレン「うなぎ」(理事長)
 ウパ(♂成体)「凶ちゃん」(館長)
 フトアゴヒゲトカゲ(黄変種)「キロ」(館長)
 レッドサラマンダー「デブ1号」「デブ2号」(館長)
 館長のが一番酷いですね。 

外部の方から命名頂いたのがマダライモリ:
 ・太い方「Tシャツ」(いつも脱皮した皮が腹に引っかかっているので)
 ・細い方「すいか」(上のに比べて色鮮やかなので)

…あと、ツチガエル、アカミミガメ、クサガメが「名無し」だなぁ。
 第二学芸員にお伺いを立てるとしますか。

2015年8月3日月曜日

【これで】タイガーサラマンダー脱走→無事保護【2度め】

「『隙間があったら出てみたい』が両生類の本能」と先日書きましたが、食欲の塊、当館のオビタイガーサラマンダーが、「隙間がなかったら、作ればいいじゃない」と、どこぞの王妃様のようなことをやらかしてくれました。
以前、わずかな隙間から逃げ出して大騒ぎ→部屋の片隅にいたところを無事保護したという騒ぎを記事にしましたが、今回は信じられないことをやらかしてくれました。


 以前の反省を元に、重さ約700グラムの石を乗せておいたのですが、どうも端を(テコの原理で)持ち上げて逃げてしまったのです。
さー、館長慌てた慌てた!部屋中探しまわって(理事長曰く「掃除もしてくれて助かるからこれからも定期的に脱走してくれないかしら♪」)も見つからず、途方に暮れていたら隣室(リビング)の洗濯物の山から「ニョキッ」。
全然弱っておらず、軽く水を掛けて餌をやったらバクバク食べました。

前にも書いたとおり全身粘膜な両生類は、屋内で脱走されると埃などに水分をあっと言う間に吸い取られ干物になってしまうのですが、タイガーの皮膚はやや丈夫に出来ているようです。しかし二度「無事保護」は単に運が良かっただけだよな…

というわけで今度は「カチッ」とロックできる蓋の水槽に切り替えることにしました。
タイガーのサイズ(全長約22cm)に合ったサイズのものがないので通販で注文し、届く前は下の水槽(水を張ってある)に仮住まいさせることにしました。
「せまいよ〜」
「お前のせいじゃっ、しばらくガマンせい。この馬鹿力ッ!」


2015年8月2日日曜日

悲報と続報(シュレーゲルアオガエル)

何と、二匹とも脱走させてしまいました。
蓋を閉めるのが甘かったバ館長の100%(重)過失です。
必死になって探すも余計なものばかり(使いきったノート、空のキンカンの瓶、もはや何のために使っていたかも思い出せないフロッピーディスク等)出てきて行方しれず。
たぶんここを引き払うときに干物が二つ出てくるんでしょうね…
隙間があったら出てみたい」が両生類の本能なので、全くもって恥ずかしいばかりです。

でも、ろくに反省せずに再度導入。
♀だそうですがデカいです(体長3cm以上)。デブです。
これならフタが多少緩くても大丈夫←こらぁっ!

 あまり活発ではないし、立体的行動をするから大丈夫…と思い、ハイゴケも導入。
→何か器用に「巣」を作っていました。
目の前にコオロギを落としてみたら即座に「パクッ」。神経はなかなか太めなようです。

上から見たところ。今度こそ定着してくれよ〜(カエルもコケも)

【追記】次女が「のそのそ」と命名。理由は「動きが、ゆっくりしてるからー
その割にはいつの間にかにあちこち移動しております。