2018年5月30日水曜日

あれから1ヶ月(トウキョウサンショウウオ)

  ↓
ここまでデカくなりました(全長1cm→3cm)
毎日アカムシをあげ続けた成果があって、順調に育ってます。
最初は一本一本食べていたアカムシも今や数本単位で「バクッ」。
…1匹(小さい方)は拒食で早々に亡くなってしまいましたが。 


「餌付けてベタ慣れ作戦」は今のところ順調のようです。
人の気配を感じるとこっちを向いてくるようになりました。

今後の課題は「上陸作戦」ですが、いつ頃エラが引っ込んで来るのでしょうか?
今のところ引っ込むどころかフッサフサなんですが…

水深がある環境で育てているので適応してネオテニー=ウパ化してくれると面白いのですが。
(世話が楽になるという下心もあります…)


2018年5月19日土曜日

引越(アシナシイモリ)

これまで使っていた「土」に大量にトビムシが湧いたので約1年ぶりに土替えというか引越をしました。特殊なスキルは一切必要ありませんがそれなりのスペースと時間が要ります。

用意したもの
・新しいプラケース
・ヤシガラ「土」
 …椰子の実の繊維をほぐして固めたもの。水で解くと土と見分けがつかなくなる。
  脱臭効果に優れており、「生臭さ」が殆どしない。
  更に保水力がよくて中々乾かず、
  バクテリアが繁殖しやすくて多少のフンなら分解してしまうなど、
  まさに地中棲両棲類のためにあるような最強グッズ。
  リクガメの床材にも使われているのでその手の店に行けば簡単に入手できます。
 レンガ状に固められて売られている。
 このサイズでだいたい600円くらい。

 水を張ったバケツに投げ込んで…
         ↓
 多少強引にほぐしてやると10分くらいで泥状に。

 タモ網で水を切りながら新プラケに移す。

 ほぼ移し終えたところ…を見る第二学芸員(中1)

・アシナシイモリ本体
 …コータオヌメアシナシイモリ(と思われる)個体1匹。雌雄不明。
  当館での名前は「もこちゃん」→命名の由来はこちら
   相棒の方は2年ほど前にお亡くなりになってしまい…
  
 マンガに出してから3年。太ったなぁ…

  そして性格も大胆に。好奇心が強くてあちこち覗いて回る。

そんな冒険を見守る第四学芸員(4歳、天パー)

 手を差し出すとこの通り。

 前後の用意・掃除・ゴミ出しも入れると約2時間かかりました。
 新居に潜っていくところ。

 新居を定位置(左下にパネルヒーターあり)に設置して引越完了。
 下にいるのはフトアゴヒゲトカゲの「きろ」。

 気に入ってくれた模様で顔をひょっこり出してくれました。
 この後出したレプトミンも食べてくれて一安心。


【おまけ】
 ハニーワーム(ハチノスツヅリガ)が成虫になったので
 放置しておいたら、下↓のようなものを産卵しました。
 カズノコの欠片みたいな白いやつが卵塊です。
 これをエサの中で更に放置すると大体1週間で幼虫が孵化します。
 最初は肉眼で漸く見えるほど小さいですが、最終的には…
 こちらもおいおい報告します。


2018年5月13日日曜日

東京レプタイルワールド見学会

本日は学芸員たちのスキルアップのために(という名目で)、池袋・サンシャインシティの
東京レプタイルワールド
に行って参りました。
メンバーは理事長(カミさん)、第二学芸員(次女)、第三学芸員(三女)、第四学芸員(長男)そして小生こと館長。
通販などでお世話になっている店が沢山ありましたが、撮影禁止なところも多かったのでその辺は主催者側のサイトや記事をご覧ください。
とにかくレオパルドゲコー(ヒョウモントカゲモドキ)が多く出されていた印象がありました。場所取らず・設備要らずで飼いやすいという評価なんですかね。…館長は結構気難しいところのある種だと思うのですが。当館のは結構偏食だし、「レオパ 拒食」で検索するとかなりの件数がヒットしていて、悩んでる方が多いのだなと思う次第なのですよ。一方で、コオロギやデュビアをバクバク食べるベタ馴れ個体の動画を見ると一件楽そうに見えて実は「飼い主を選ぶ」種なのでは?とも思ったりもします。
 あと、これはタイトル通りなので文句を付けてはいけないのでしょうが、やはり爬虫類中心。両棲類はファイアサラマンダーとヤドクガエルとあとちょっと、という感じでした。まあ、ここでアシナシイモリやアメリカサンショウウオなどが妙に充実ししていたら館長が超絶物欲モードに大変身してしまうのでこれはこれで佳しとすべきなのでしょう。
 というわけで買い物は人間用グッズ(Tシャツや手ぬぐい、小物)とエサに留めました。

学芸員たちが一番盛り上がったのは矢張りというべきか、「ふれあいコーナー」。
ひたすらリクガメと戯れる第四学芸員。
左下のは「危ない、落とすッ!」ととっさに出た理事長の腕です。

フトアゴヒゲトカゲと親しむ第二学芸員。
「おうちのより、軽いよ〜」
当館の「キロ」が最大クラスに近いことを実感。

当館にはいないヘビことボアに絡まれる館長。
「おりゃ〜なんで儂らをおかないんじゃ〜」
「そそそ、それはアシナシイモリが、ぐぇえ…」

あと、館長の最大のお目当てはここ…
 はい、たこ焼きのタコの代わりにワニ肉が入っております。

ついでにワラスボ※の干物も注文。
※「海のエイリアン」とも呼ばれるチャーミングなお姿で有名なスズキ科の魚類。
…というか「エイリアン」のモデルになったと噂も。
 生前の御姿はこちら↓。(拡大注意)
 


ワニ肉を取り出してみたところ。
色の通り蛋白で鶏肉が上品になったような味でした。正直、美味い。
ワラスボも素朴な「海の味」でした。あぁ、ビールも一緒に頼んでおけば良かった…
(この後大行列が出来てしまい再注文する気力が失せてしまった)

その他、ちょっと面白いお土産を買えたりしたので理事長以下にも好評で
「また、行きたーい」
と言ってもらえ、ちょっとフフン(;゚∀゚)=3 な気持ちの館長でありました。





2018年5月6日日曜日

トカゲ特集+α

ニューカマーのカナヘビ、今のところ元気です。
子供なので捕まえてきた時点で弱ってはいないか実は心配だったのですが、自分の頭よりも大きいハニーワームを食べるなど食欲旺盛でとりあえず一安心。

食後の余韻に浸っている様子。全長は15cmくらい(尻尾が2/3)。
第2&第4学芸員が「権兵衛」と名付けました。


基本ハニーワームしか食べない偏食児、ことヒョウモントカゲモドキの「とらお」(第2学芸員命名)。ガサゴソ音がすると思ったら脱皮中でした。

仕方がないのでハニーワームの養殖再開…
の一方で昨日シルクワーム(蚕)を食べたりして!


一方で何でも食べてくれると思ったフトアゴヒゲトカゲの「キロ」ですが、極彩色のフトアゴフードだけは首を振って嫌がります。仕方がないのでチンゲン菜で植物分は補っています。

ず、随分重くなったね君…(腕を伸ばしきらないと写真に写りきらない)

下にあるのは40cmの製図用定規。ピンとのばせば全長50cm近くありそうです。


 【おまけ】
俺も俺もー!と乱入してきたのがもう10年も飼っているクサガメこと「長老」(第1学芸員命名)。日光に当てていないせいか甲長は6cmどまりです。「ブリキの太鼓」かしらん。

というか人影を見ると「餌ターイム!」と勝手に勘違いしているだけなんですがね(笑)

以上が現在の当館の爬虫類様たち御一行でした。あとは両棲類と甲殻類だけです。
以下、当館には居ないので意外がられる種類:
ヘビ …餌の確保が…。学芸員たちに「こんな餌が必要」といったところ、「脊椎動物を餌にするのは買っちゃ駄目ーーー!」と釘を刺されました。
カエル…全然動かない(シュレーゲル)orジャンプしたら壁に激突死(アカガエル)orよく動くしハネないので理想的と思ったら餌養殖&確保が困難を極めて挫折(ヤドクガエル)というわけで見送りor挫折

でもニホンアマガエルとか欲しくなってきたなぁと全く懲りぬ館長であります。