2017年6月24日土曜日

夏の人気者

5月に近所の何かで理事長(カミさんともいう)がお裾分けされてきたカブトムシの幼虫三匹が10日ほど前に無事羽化しました。♂×2+♀×1…おぉ、これは繁殖コースか?



野生と同様夜行性なので日が暮れてから活発に動き回るようになります。
性欲でパンパンになった♂に♀が追っかけまわされる姿は哀れながらも笑えてしまいます。その間、プラケの壁にぶつかったりブンブン羽音を立てて飛ぼうとするから、現在の武蔵野水族館の営業外時間はかなり賑やかです。
毎日飽きずに見に集まる子ど…おっと、学芸員たち。脊椎動物だらけの当館では昆虫は目新しいのか、それともカブトムシには子供を引きつける何かがあるのか…何となく後者のような気がします。

困ったのは第四学芸員(長男)が変な野望を持ってしまったこと。
「ぞうち(←き)ばやしにいって、へらくれすおおかぶとをつかまえるーー!」
…館長はどっちかといえばクワガタ派なんですが(違

【悲報】殉職、相次ぐ

伏せたお茶碗のような形をしたイシマキガイ。甲長2cm 程度にもかかわらずコケだらけの水槽をかなりの速度で綺麗にしてしまう働き者です。(というか、タニシとかカワニナが仕事をしなさすぎるような気が)
当館でも清掃係員として雇用しているのですが、水棲有尾類のいる職場は非常に危険だったりします。
・住人に鼻先でひっくり返される
・自力で元の姿勢に戻れない(タニシ等は戻ることが出来ます)
・そのまま殉職
・または無防備になったところを住人に食われて殉職

 まさに「食われ」ている現場写真。ちゅるちゅる、といったところでしょうか。

 二匹とも平らげて涼しい顔のレッサーサイレン。

先日、イモリ(アカハラ+ハナダ)水槽に「職員」を5匹ほど投入しましたが、たった2日で生存率は20%(つまり1匹)。ブラック職場を通り越して殆ど強制収容所と化しております。う〜む、もっと大柄な(ひっくり返らない)個体はないものかか…
もしかしたら「コケ取り掃除くらい、人任せにしないで館長がやらんかい!」という住人からの抗議なのかもしれません。面倒だなぁ。