2016年6月26日日曜日

【リンク】ヤドクガエルの餌の増殖に挑戦!

久々にリンク先の餌日記の更新です。
ウジとかウニョウニョしたやつが苦手な方には閲覧をお薦めできません(笑)


2016年6月18日土曜日

「第四学芸員」誕生?

第四子=長男(2歳9ヶ月)が突然ダンゴムシ集めに夢中になったのですが
(まあこの年齢だとままあることですが)、
多忙もあって「どう管理しているのか?」を気にするのを忘れてました。

<ダンゴムシさんたちのその後>
・ベランダにおいてある空のタッパーに放り込まれる 
・餌は枯葉だけ 
・水分補給なし。見事に砂漠化 
…えー、殆どの方々がカリカリになって亡くなっておられました

このまま放置じゃいくらなんでも可哀相なので、余っていた小型水槽で「ダンゴムシハウス」を作ることにしました。
・底面にヤシガラ土(椰子の実の戦意をほぐして土状にしたもの)を敷き、保湿 
・餌はチンゲン菜とレプトミン(カメのエサ) 
・コルク片で隠れ家提供 

急ごしらえにしては上手く行ったかな…と独り密かに悦に入っていたら思わぬ問題が。

1.長男が「とりあげられた」と勘違い 
 大泣きされました。
 まぁ、このまま小生だけで管理していくとそういう見方も出来ないでもないので、これから一緒に世話をするほかないかと。ということで「武蔵野水族館」に四番目の学芸員が誕生することになるようです。

【武蔵野水族館・現在の担当ならびにヒエラルキー】 
 理事長:カミさん 
 館長:小生
 第一・二・三学芸員:長女・次女・三女 

2.トカゲも勘違い 
 「水族館」と自称していても所詮は六畳間なので、担当者と展示物がすし詰め状態です。
 なんにせよ作業となると部屋の中央の空いたスペースになるのですが、最近ここで何かしているとこいつ↓がウルサイ。

 自分への餌と勘違いして催促の「鼻ノック」延々とやってくる。
 …「トントントン(以下反復」と低音だが結構気に障る。

以上、「二歳児とトカゲとの間でダンゴムシについて葛藤する」親父のレポートでした。
 


2016年6月14日火曜日

餌のヨウショ「苦」

「密林の宝石」とも呼ばれるヤドクガエル。
美しさもさることながら当館で飼育しているキオビヤドクガエルは性格が陽気で餌食いもよく、見ていて飽きません。
キョロロロロロ…」という鳴き声にも何だか癒やされます。

ててちゃん」♀。おっとりしていているが身軽。よく、夜には葉っぱの上で休んでいます。

ててんちゃん」♂。落ち着きが無い。この写真じゃよく分からないけれどデブ。高い所に登れません。

基本的に飼いやすいカエルなのですが唯一頭が痛いのが餌の確保。
口が小さいので他のメンバーが普通に食べているコオロギやハニーワーム(終齢)を食べることが出来ません。
そこで活躍?してくれるのが遺伝子操作で羽なし(ウィングレス)にしたショウジョウバエなのですが、これが…高い(試験管状のケース3本で2,000円也)。
ハニーワームも若いのなら食べてくれますがあっと言う間に育ってしまいます。

そこで、参考書のお世話になりつつ「ショウジョウバエの養殖」に挑戦してみることにしました。

これが試験官(2.5cm×10cmくらい)。
上にいる黒い点みたいのが「種親」で別の試験管から移植したもの。
真ん中はハエの足場。(何かの植物繊維らしいです)
で、一番下がハエの子供=ウジが育つ「培地」。ハッシュドポテトにドライイーストを混ぜております。
…で、本日ウジが蠢いているのを確認しました!
有難う!そういうわけで諸君は用済みだ!
→早速「ててちゃん」「ててんちゃん」のご飯に供される可哀相な親バエ達。
(とりあえず試験管は3本用意しております)

これで10〜15日経つとウジが羽化して…
その間の餌はどーすんですかい?

…大丈夫、かねてから用意していたハニーワームの卵を専用餌に放り込んで5日も待てば…
予想の斜め上を行く成長をしていました。
右下のなんか1cm強もあります。恐ろしい子…
小さいのもいるので、冷暗所(ワインセラー、20℃)に入れて成長を抑えつつハエの不在期間をなんとか凌ごうと考えております。

以前、「モーターで魚の餌を振動させて生き餌と勘違いさせる装置」を作って成功しかけたことがあったのですが、見破られたのか飽きられたのか、最近は全然活躍できていません…(機械自体は健在なので今試してみましたが、逃げられました)。

2016年6月7日火曜日

食欲の鬼(オビタイガーサラマンダー)

有尾類というのは概ね餌の食いつきがよいグループですが、
その筆頭とも言えるのがオビタイガーサラマンダー。拒食している姿を想像できません。
死因No.1が「食べ過ぎ」というのも頷ける話です。
(って、前にも書きましたね)
とにかく人影を見ると「餌だ―ーーーァッ!」突進してきます。
お陰でまともな写真をとるのも難しいのですが…
 そこそこ良いのが撮れました。しかし視線は既にこちらにロックオンされています。

 約3秒後。巣(コルクを組み合わせたシェルター)から出てきました。

視線をかわして上から撮影しようとしたが時既に遅し。追っかけてきます。

さらに3秒後。完全に「餌くれ、餌〜」になりました。

ちなみに当館では「エサ日記」をつけております。館長のあやしい記憶力だけではやり忘れ・与えすぎが起こりかねないので…
タイガーサラマンダーはコオロギ2匹を週1回あたえれば全然問題はないのですが、この後「週2回め」の給餌をしてしまう意思薄弱な館長でありました。

なお、この個体、二度脱走をしておりますが無事保護されています。かなり頑丈なのかもしれません。