2015年12月27日日曜日

ザ・カエルクイズ

年末進行で多忙を極めてエサやりしかできていない状況で、
更新はもちろん水棲連中の濾材交換もできてなくてすみませんすみません。

さて、先日子供のお遊びクラブのクリスマス会がありました。
そこで毎年「出張版・武蔵野水族館クイズ」をやります(やらされます)
毎年、
館長(小生)「あ〜今年こそネタ切れだ〜 お腹痛い〜休ませて〜」
学芸員(子供)「そんなこんじょうのないこといっちゃダメ!おとなでしょ!!」

てなやり取りがあるんですが、なんとかひねり出した今年のネタは「カエル」。
「おまけクイズ」で水増し

これは第二学芸員のクラスから春休みに預かっていたアズマヒキガエル。
可哀想に、教室に戻された途端糞ガキのオモチャにされて衰弱死したとか。
(第二学芸員は未だに怒っております)

さて、クイズに入ります。回答は最後にまとめて掲載します。

当館のシュレーゲルアオガエル「のそのそ」。
(いま、気づいたんですが当館のカエルの命名はすべて第二学芸員がしていました)
 ニホンアカガエルの「アイちゃん」。オタマからの付き合いです。

キオビヤドクガエルの「ててちゃん」(左)と「ててんちゃん」(右)

実は彼には名前がありません。「タイガー」で通ってます。
それだけ個性が強いということか…
 おまけその① 秋口に書いた絵です。

おまけその② 絵ハガキ
子供たちに人気で、刷った枚数だけ確実になくなります。

さて、解答編!
第1問 「シュレーゲル」は人名由来です。
    シーボルトの友人が、日本固有種と特定したついでに学名に自分の名前を入れたとか。
    随分、図々しいオヤジですね。個人的には学名はどうしようもなくても、せめて和名は
    「ニホンアオガエル」にしてあげたいところです。

第2問 背中の側線?です。
    ニホンアカガエルはほぼ平行に二本走っていますが、ヤマアカガエルだとV字状です。

第3問 ③飼育個体からはほぼ毒が抜けております。
    野生個体の毒は餌のアリかダニから摂取・濃縮してるようです。
    とはいえ素手で触ったあとビリビリするので最低限の刺激物は出しているでしょうから
    油断は禁物です。

おまけクイズ 答えは「みず」。足し水していたらつっこんできました。
       本当に意地汚いですね。「ゆび」も間違っていませんが、「とんでもない」
       にはいたらないので△とさせて頂きました。

以上、クリスマス会では大いに盛り上がりましたが、
お楽しみいただけましたでしょうか?

2015年12月10日木曜日

すでに「レッド」とはいえない。

もう何度かしている話ですが、館長の痴呆が進行しているものと生温かくお付き合い下さい(笑)
我が家のレッドサラマンダー「デブ1号」&「デブ2号」ですが、


「何かどす黒くなってきたなぁ…」(特に2号)

手に乗っけてみました。(普段はならべくやらないようにしている)

うわ、真っ黒>デブ2号

ちなみに迎えた時(2011年1月頃)はこんなに鮮やかな色合いでした。
(サイズは半分くらい)


一方デブ1号は…まだちょっと赤っぽいです。
(自然光&肉眼だともう少し赤く見える)


迎えた時(2010年3月)。やはり今の半分くらいのサイズ。

レッドサラマンダーについて色々調べてみましたが、書いてあるのは
1.地域により模様や色合いに大きな差がある。
2.加齢すると黒っぽくなる
3.寿命が長く、飼育下では20年以上生きている例が多数報告されている。

重要なのは2と3ですかね。
迎えた時には亜成体を脱したくらいのサイズだったことを考慮すると、いずれも迎えた時は孵化後2年くらい経っていたと思われます。
寿命が20年だとして7、8歳でどす黒くなる→その後十数年その体色で生活する。

…中長期的に見たら全然「レッドサラマンダー」ではないような気がするんですが!
「『最初だけレッド』サラマンダー」の方が正しい表現じゃないかと思います!(提案)

まあどす黒くなったとはいえ性格が悪くなったとかそういうことはないので(2号は元から偏屈な上に餌食いがヘタクソ)、これからも気長に付き合っていこうと思います。
特に「デブ1号」は2010年夏の関西からの引越し(長征)以来の長い付き合いですし。
※他の「長征組」には
・アカハライモリ×1(六甲山麓で捕獲)
・アカミミガメ×1(近所の公園の池で捕獲)
・クサガメ×1(ペットショップで購入)
・ドジョウ×1(近所の川で捕獲)
がいます。みなこの後どれだけ生きるんでしょうねぇ。こっちが看取られちゃったりして。

2015年11月30日月曜日

トカゲと食との問題(その2)

加齢のためか、最近はハニーワームを週に一匹食べるかどうかというくらい食が細くなってきたヒョウモントカゲモドキのフヤリーですが、食べていない割には肉付きがよく時々動いているようなので深刻な状態ではないとはおもうものの、栄養補給のため
プレーンヨーグルトで溶いたハニーワームの内蔵
をあげてみることにしました。
(注意:最下部に昆虫系グロ画像あります)

これがそのエサ。加工済なので大してグロくないですね。
ヨーグルト2:ハニーワーム1(4匹使用)の割合です。
作成から給餌までの過程を時系列に並べていくと、
1.ハニーワームの頭を切って内蔵を抜き出す
(終齢幼虫だと中からサナギが出て来てガッカリ)
2.プレーンヨーグルトと乳鉢・乳棒でゴリゴリ混ぜる
3.シリンジ(注射器の針以外の部分)に入れる
4.シリンジで「フヤリー」の口の周りに塗りたくる
5.嫌がられる
(爬虫類は結構メンタルが微妙なのであまり頻繁にできなさそうです)
6.「フヤリー」がエサをペロペロ舐める
(シェルターを置いておくとなすりつけるので一時没収とする)
7.何のかんの言ってハニーワーム一匹くらいを食べた勘定になる

ペロペロ舐めているところをgifアニメにしてみました。



さてお待ちかねのグロ画像!
右にあるのがハニーワームの「残骸」です。
最初は白いのですがアッという間に黒くなります。
信州のカイコの蛹の煮物にも似ているような気が…
鮮度が命ですね!(死んでいるって)

2015年11月23日月曜日

【エサ】ハニーワームの養殖

かなり万能なエサ、ハニーワーム(ハチノスツヅリガの幼虫)。
メンテがわりと楽※な上、殆どの種のお気に入りであり重宝させていただいております。
ペットショップ・通販などで割と簡単に入手が出来ます。
したのは終齢幼虫で、大きさは2cm前後。

 ※専用エサも出ていますが、食パンに蜂蜜を練り合わしたものでもOK。
 (もともとはミツバチの巣に寄生している蛾で、養蜂家の嫌われものだった)
 飼育・管理上の注意点としては、身体が柔らかくどんな小さい隙間からも脱走するので、蓋にはアルミネットを樹脂系接着剤でガッチリ付けておく必要があります。

割と気楽に繁殖できるというのが大きなメリット。
下が繁殖用ケースです。チャームで出ていた最小ケースのプラケで繁殖させます。
(1辺10cm未満のサイズ)
下には幼虫が孵化した時のためのエサを敷き詰めておきます(5mm〜1cm程度)

幼虫は放っておくと繭(蛹)を経て成虫(蛾)になります。
蛾ではよくある話なのですが、完全な繁殖マシーンと化しており口が退化しているのでエサは一切必要ありません。

で、更に放置しておくと蓋と容器の隙間という実に微妙な位置に卵塊を産み付けます。
これを下のエサに落としておけば1週間くらいで何とか目視できるほどに小さな幼虫が孵化します。
 カイコもそうですが、ハニーワームも物凄い勢いで成長します。孵化からだいたい2〜3週間でエサは食いつくされる(その頃には親の蛾もみな天寿を全うしている)ので、より大きな容器へ引越しさせていくことになります。
機会があれば今のがある程度デカくなったところをアップしたいと思います。
(初齢幼虫は小さすぎて撮影はムリ…)

上手くやれば何世代も回転させることができますが、なかなか自給自足というわけにはいかないですね。どうも需要が供給を上回りがちで…

【おまけ】折角脱走に成功したコオロギがクモに狩られてしまった図
実はうちのマンション、シックハウス対策で壁紙の糊が天然素材なのですが、それを狙って紙魚(シミ)がかなりいます。さらにそれを狙ったクモが…
「水族館」以前に一介のマンションの部屋中で生態系が成立しているというのは興味深いものです。

2015年11月21日土曜日

トカゲと食との問題

今、ちょっと悩んでいるところでして…
ヒョウモントカゲモドキ♀「フヤリー」 。
最近歳をとってきたせいか(当館に来てから6年以上)、ハニーワームを週に一匹食べるかどうかというくらい食が細くなってしまいました。ですが、活動を殆どしていないせいか痩せてもいません。
目を細めてじっとしていることが多くなりました。まるで老猫です。

フトアゴヒゲトカゲ「キロ」。
館長の失敗です。嫌がるのを無理やり爪切りしたら反抗的になって暫くハンスト、その後食べるようになりましたがコオロギorハニーワームの生き餌オンリー。野菜、配合飼料には目もくれなくなりました。ごめんよぉ…
お気に入りのエサとハンドリング・風呂で徐々に懐柔していくしかないか…

おまけ:全くそういう問題を抱えてないヒョウモントカゲモドキ♂「とらお」。
ムカつくくらいに健全な食欲を誇ります。
…もともとフヤリーが神経質で、こちらが同種の標準に近いようですが。

以上、「やはり爬虫類は両生類より脳が発達しているのだな」と思うエピソードでした。
「怒って拒食」ということはありませんからねぇ<イモリたち
(カメの脳味噌の立場が微妙になりますが)

【追伸・重要…特に下線部分】
「にほんブログ村」から脱退することにしました。
ランキングに興味がなくなったから、と下記のセキュリティの問題からです。
参加者がすくない「両生類」ブログだと、上位がコロコロ入れ替わる/見たこともないブログを発見できる、というのが個人的な楽しみだったのですが、他のジャンルでPVをたっぷり稼いでいる人(PVは各ジャンルで共有されている)がある時期以降ドバっとやってきて上位が固定化してしまい、つまらなくなりました。
(あくまで、小生個人の所見ですが、そういう人はそこまでして「お山の大将」になりたいものなんでしょうか?)
あと以下の様な問題もありました(結構深刻、なはず。)
1.明らかにスクリプトか何かの「仕掛け」でPVを稼いでいるブログがある。
2.しかもその疑いが濃厚なところにアクセスしたら「トロイの木馬」を仕込まれたので、運営に対応を訴えたが反応がなかった。
(詳しくは上のリンク先の当Blog<本日加筆済>に書かれているとおりです。セキュリティにかかわる問題なのに放置というのは論外な対応だと判断。最低最悪でも「そちらの杞憂/言いがかりです」くらいの返答があって当然だと考える)
以上は運営サイドの信用問題にもなると思うのですが反応が無いのならこちらから身を引くまでと判断した次第です。

2015年11月11日水曜日

【マンガ】アシナシイモリな俺・第6話

従業員(家族)紹介が終わったら天啓のようにひらめいた三国志ネタ。
なんと、初めて女性が登場しません。
(アシナシイモリが♀かもしれませんが)

オチは横山光輝のマンガ版三国志を知らないと分からない不親切なものです。
分からない方は「孔明の罠」で検索してみてください。

(画像をクリックすると大きくなります)


過去作品は下記リンクをご参照下さい。

2015年11月4日水曜日

危機一発!(シュレーゲルアオガエル)

家に帰って驚いた…!
水槽の蓋が開いていた。というか、開けたのは間違いなく館長。
昨日のエサやりの時か…
これで既に二匹に脱走された(上に、干物にさせてしまった)のに何やってんだ…学習能力がなさすぎるよ館長…

しかし落ち着いているなぁ、こいつ。外に出てから何時間このポーズで居たのだか。
さすが第二学芸員(小4)が「のそのそ」と命名しただけはある。

全くスピード感なく確保して水槽に戻す。

最初は未練がありそうでしたが、

落ち着いてくれました。
う〜む、いい緑色をしている。だからこそ、管理はきちんとしないと…

※タイトルについて:ショーン・コネリーのファンなので「007危機一!」から頂きました。なぜ「危機一」ではないかというと頭の毛がかなりやばげだったMr.ボンドに配給会社が配慮したから、という説が有力です。
(で、本当にやばくなってしまい、ボンド役を返上したとかしないとか)


2015年11月3日火曜日

意外な動画(カメ)

今回は久しぶりに爬虫類です。
アカミミガメ&クサガメ。
アカハライモリ、レッドサラマンダーと並ぶ「長征組」(2010年の関西からの引越に同行)なんですが、意外に大きくならず助かっております。
(甲長がアカミミ10cm、クサガメ8cm程度)
普通の専用餌を週2・3回与えているんですがね…
長生きする動物なので、これからゆっくり成長していくということでしょうか?
さて、この二匹かなり個性が異なります。簡単に書くと、
・アカミミ…臆病で凶暴。指を差し出すと一旦首を引っ込めるが本気で噛もうとする。
・クサガメ…クレバー。指を差し出すと鼻でツンツンするだけ。エサとの区別がついている。
といった感じです。食い意地が張っているところは同じです(というか、当館に来るとみなそうなる)。エサをやるとアカミミが大騒ぎするのでクサガメが食いっぱぐれているのではと心配しているのですが、先日エサでない時に以外な姿を見てしまいました。
盗み撮りに成功しましたのでここで開示致します。


クサガメの気が強い!アカミミなに押されていんだ!(笑)
両生類は「共存、でなければ共食い」と単純な関係であることが多いようですが、爬虫類ともなると脳が発達しているせいか行動が多様で見ていて笑える時もあります。

といいつつ、ヒョウモントカゲモドキの♂&♀は性格があまりにも合わなすぎてなくなく別居させた訳ですが…

2015年10月30日金曜日

定番・水洗派(レッドサラマンダー)

陸棲有尾類の水槽に池を作っておくと、糞はそこにするケースが結構多い(個人的にはタイガー、スポット、ファイア等)ですが、
・池を作ると破壊する(バカ力で体重以上の石とかを簡単にひっくり返す
・なのに池を用意してやらないとウ●コしない
のが当館のレッドサラマンダー「デブ1号」(写真下)。
便秘は放っておくと人間でなくてもよくないと思い、久々に「水洗便所」に連れて行ってあげました。
打率は殆ど10割です。しかし小さいなぁ。残りはみんな腹周りとかに吸収されているんですかね?

デブ2号」は適当な場所にしておいて後で脚や尻尾でバラバラにしているようです。
これはこれで困る… 水槽掃除するといい色した汁が… トホホ

2015年10月29日木曜日

【マンガ】久々第5話「アシナシイモリな俺」

すいませーーーん!
前作(第4話)からなんと8ヶ月もサボってました!
ついに最後の大物人間の家族の方ですよ)の登場です。
またもやセリフが小さくなってしまいました。画面をクリックすると多少読みやすくなります。

「フィクション」とは書きましたが、見物を希望される方がいらっしゃるのは事実です。
(で、わざわざ土日に来ていただいたり…)
過去作品は以下リンクからどーぞ。

第1話では小6だった長女も今や中1、時が経つのは早いものです。
(というか続きを描くのが遅すぎる…)
まだアシナシで続けるか、それとも他のを持ってくるか決めかねておりますが、両生類ネタマンガ、まだまだ続ける「つもり」だけはあります。気長にお待ち頂けれれば幸甚です。


2015年10月28日水曜日

【閲覧注意】ミールウォーム試食会2011【焼跡復興記事】

これは過去トップクラスのアクセスを誇った記事です。
葬り去るのも惜しいので、復興させてみることにしました。
イナゴとかが食べれない人にとっては完全なグロ記事です。
「虫を食べる」という行為が許せない人もスルーして下さい。
(ちなみに館長の田舎ではイナゴもハチノコも割と平気で食べる。カイコの蛹は人それぞれ〜館長は平気)

写真の日付を見たら2011.3.21。あの悲劇からわずか十日後のことです。
先行きの見えない不安で少々おかしくなっていたのでしょう。
(ちなみに当館は当時の首相の実家の近所にあるせいか計画停電は免れました)
※スクロールするとグロ画像が出て来ます。やめるなら今のうちです!!
 



















 
はい、これを食べました。
両生類・爬虫類の餌の定番、ミールワーム(チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫)です。

ワンカップ大関の瓶に二百匹入れてみました。意外に場所を取りませんね。

これを踊り食い…すると寄生虫とかいるらしくて色々と危険なので、油で揚げる事にしました。


ジャンボミールワームも混ぜております。

カラリと挙げてから塩をひとつまみかけて食べた感想は以下のとおり。
・小さいのは味があまりしない。(高温過ぎて風味が飛んだ?)
・ジャンボは淡白ながらスナック風味で普通に美味かった。
・塩のせいか喉がやたら乾く。ビールのツマミには向いている。
最近はミールワーム自体を餌に使っていないのでとんとご無沙汰ですが、当時夏頃までは月一位で食べてましたね。健康に特に異常はありませんでした。
後片付けさえきちんとしておけば全くクレームを付けない理事長の強心臓に乾杯。

この後、ハニーワームにも挑戦しました。
あちらは蜂蜜を主食にするだけあって甘い香りがするので期待をしていたのですが、高熱処理すると風味が完全に飛んでしまって「味のないハチノコ」になってしまったので×。

今、手元に居る生き餌はハニーワームの他にはイエコオロギがいますが、あれは
「どうやっても臭みが取れず美味しくない」
という先人(いるんですよ、本当に)のアドバイスに従い、挑戦していません。
あと、現在は諸事情あって禁酒中なので、こういう酔狂を思いつくこともないというのも事実であります。

セミとカミキリムシの幼虫は凄く美味いと聞くのですがゲットする機会がなくて…

異常、もとい以上、グロ記事にお付き合いさせてしまい大変失礼致しました。

オマケ:
孵化直後の震災を乗り越えてしぶとく生き残ったハナダイモリ
(餌のミジンコの容器がひっくり返って潰滅した以外、被害はなし)
2011.3当時

2015.10現在。完全にオトナになりました。
一度辺りの産卵数が少ない・上陸せずいきなり固形餌デビューができると、正に大雑把な館長向けのいいイモリさんたちです。15個前後の卵のうち、11匹が無事成熟し、今も目が合うと「餌くれ〜」してきます。それにしてもホッペが可愛い。


2015年10月24日土曜日

【テコ入れ】茶ゴケ防止フィルター【じゃなくてメンテ】

水の入った水槽の困り者、茶ゴケ
いつの間にかにやってきてそれこそマッ茶色にしてくれるので実に困った存在です。
熱帯魚など、アクア全般に造詣の深い方から教わったのが以下の茶ゴケ防止フィルターです。
今回は、これのメンテ(掃除)のついでに組み方をご案内させて頂きます。

必要なもの:
 フィルター(水作エイトS)
 耐熱タッパー(フィルターがすっぽりはいるサイズ、13×14×7cm)
 …別に「耐熱」でなくてもいいと思いますが経時劣化が小さいので。
  (安物のプラスチックだと水につけて数ヶ月でボロボロになる)
 砂利 適量

 以上をこのように組み合わせ…

 砂利を詰めます。

 砂利からピョコンとフィルターの口が出るようにしておきましょう。
 これで出来上がり。ゆっくりと水槽に沈めて下さい。
 (慌ててやると砂利をぶちまけることに…)

 こんなんで効果あるの?と聞かれたことがありますが、あります
 とくに下のウパ水槽は、まっ茶っ茶だったのが掃除して入れた途端に再発しなくなりました。1年ぶりに砂利掃除をしてみたら分かったのですがフィルターに吸い寄せられた茶ゴケが砂利にブロックされてそれ以上増えなくなる、ようです。
(このサイズで、60cm水槽で1年保つのだから凄い…!)

導入例その1:親ウパ水槽。右が♂の「凶ちゃん」、左が♀の「くうちゃん」。
 一緒にすると際限なく産卵するので、壁を設けて避妊中です。

 導入例その2:レッサーサイレンの「うなぎ」。こいつの場合、フィルター入れ替えの際にコーフンして跳ねまわるわ噛もうとするわで大騒ぎするのに要注意です。

ただいま日淡水槽にも導入しようか検討しているところです。
(うえ2例に比べて水槽が小さめなのが迷うところ)

2015年10月23日金曜日

焼跡復興企画・水族館全景ならびに職員紹介

両生類・爬虫類はもともと代謝の低い動物です。
というわけで「××が起こった!」なんてのを期待しても滅多にありません。
面白い写真を取ろうとしても大して動かないし。

というわけで今回は館長が自力でテコ入れします。
水族館全景図です。前にも似たのを書きましたが、今回は
・ちゃんとしたソフトを使って描いた
・解説を入れた
ということで、
また妹尾●童のパクリかよ!」と責めないでくださいお願いです。
  ↓クリックすると大きくなります。

「ほんとはこんなに片付いてないよね」by理事長 ←シーッ!


2015年10月15日木曜日

焼け跡復興企画・メンバー紹介その1(レッサーサイレン)

1年前までのデータをほぼすべて吹っ飛ばしましたので、しばらくの間は事件でもないかい紹介記事が亡くなった古参メンバーの再紹介をすることにします。

一応当館の「顔」、ウェスタンレッサーサイレン
導入して3年目。全長は約25cm(倍くらいに成長)。
サイズ順にグレーター(最大全長90cm)>レッサー(50cm)>ドワーフ(20cm)の三種がいますが、亜種・個体による長さの違いはかなりあるようです。

ウエスタンというからにはイースタンもいるわけですが個人的な経験だけでいえば以下等の違いがあるかと思われます。

・ウェスタンの前脚(手)の先端には爪状の角質がない。

・尾ビレが真っ直ぐなウエスタンに対してイースタンは波打っている。

あと、これは将来どうなるかわかりませんが、ウエスタンのほうがイースタンより小ぶりなようです。以前飼っていた(そして網蓋の隙間から投身自殺させてしまった)イースタンは2年で15cm→50cmくらいまでデカくなりました。一方当館のウエスタンは3年目で25cm。

…こういったことは原産地のUSAのサイトなり本なりを読めば詳しくわかるのでしょうが、何分面倒くさがりの館長でして…
後脚がない(痕跡すらない)のがこの種の最大の特徴。上から見るとまるでウナギがドジョウのようで、この個体は理事長(カミさん)の強権発動により「うなぎ」と命名されました。今年の初めまで同居人の「どじょう」がいたのですが、大きくなった「うなぎ」に齧られまくって死亡。エサ※やりの時に油断すると指を狙ってくるなど、基本的に凶暴なので単独飼育が望ましいようです。
※沈下性配合飼料、クリル(オキアミ)、ハニーワーム、ミミズ等基本的に何でも食べます。人間の指もエサと認識している疑いアリ。口先が角質化しており、噛まれるとラジオペンチでつねられたくらいに痛いです。

あと、完全水棲の両生類(あと魚類)全般に言えることでしょうが、自ら飛び出して外に出てしまうと床などとの接触で粘膜をごっそり削がれて致命的なダメージになるケースが多いようです。水槽のサイズに合った金網蓋は必須でしょう。(水槽にセットでついてくるプラ蓋はエアー用の隙間から投身自殺されてしまうケースが多数報告されています)

次回の紹介候補はアカハラかウパで。